コラム③ 学校図書館とコグトレ

 私がコグトレを知ったのは。2019年に出版された『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治/著(新潮社)がきっかけでした。  

 

 私は司書として、現在、県立高校の司書をしています。いままで勤務してきた学校の中には、落ち着いて授業を受けられない生徒や言われたことを理解できない生徒もいました。

 

 コグトレはいわゆる特別支援学校だけでなく、小学校などでも活用されていること。また、コグトレの中でも「読む」ことを支えるトレーニングは、学校図書館との親和性が高いのではないかと考え、コグトレの勉強を始めました。

 研究会で講座を受講し、コグトレの理念を少し理解することができましたが、身近に実践する場がなく、まだ、自分自身がコグトレを活用することができていません。

 

 

 そんな中、私が主催しているYouTube番組「みちねこ」ラジオのゲストとして、現場でコグトレを実践されている特別支援学校の戸塚先生にご登壇いただき、「グレーゾーンの読みを支えるコグトレ」として、コグトレの話をしていただきました。

 コグトレにはいろいろなトレーニングがありますが、この番組では認知機能を高めるトレーニングを紹介してもらったのですが、特に小学校の学校司書から、番組で紹介された「点つなぎ」や「記号さがし」を子どもたちとやってみたいという声が寄せられました。

 

 多くの人に知られているようで、まだまだ知られていないコグトレ。コグトレの活用について、自分自身が学びながら、もっと普及していきたいと思っています。

 

 みちねこラジオ https://www.youtube.com/live/qyvOSLzHu2c?si=C_kRFjueJ4KO5EU3

                                学校司書 みちねこ